その3_ここにしか無い この人にしか作れないお茶
紙の急須と茶の葉が扱う茶葉はいずれも厳選されたものです。
選定は、お茶の産地静岡県菊川市に本社を構える創業120年を超える老舗茶問屋「丸松製茶場」が選定したもの。
丸松は県内のお茶はもちろん、全国を飛び回り、こだわりのある生産家さんたちと長年関係を築いてきました。
その中で、紙の急須と茶の葉ブランドでしか扱いのない、ごく少量のみ生産されている茶葉が「茶花三年番茶」です。
その畑は、静岡の山間にある茶処、川根(かわね)にあります。
生産の担い手を無くしてしまった耕作放棄の畑。
このような問題を抱えてしまう畑も、お茶で知られる静岡にもあるのです。
「茶花三年番茶」は、この耕作放棄の畑から生まれました。
その工程は、葉だけでなく茶の枝と一緒に刈り取り、薪火で焙煎をして仕上げるというもの。
薪火でローストをするだけでも、手のかかる仕事ですが、火入れされた後さらに数ヶ月寝かし、最終の仕上げがなされています。
丁寧に長い時間をかけ仕上げられたこのお茶を口に含むと、
インパクトのある香ばしさ感じながらも、その飲み口は意外なほどさっぱりとしていて優しい。
そしてそんなギャップも楽しい。
また、もう一つ飲み手を楽しませるのが、一緒にブレンドされたお茶の花。一般的な茶畑では、葉への栄養を奪ってしまう花は刈り取られてしまい見ることがありません。
放棄されていた畑だからこそ生き生きと咲いている、茶の花。
ツバキ科の茶の木に咲く花は大変可愛らしい姿をしています。この貴重な花もブレンドし出来た茶葉が、「茶花三年番茶」です。
「茶花三年番茶」のストーリーを一本の動画にまとめました。
つくり手である田中一孝さんのお茶づくりへの想いが感じられる動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=LFCrEepr9b0
「茶花三年番茶」ぜひ一度お試しください。