その4_爽やかさと旨味の究極のバランス かぶせ茶
かぶせ茶は煎茶の一種で収穫前に10日前後茶園を被覆し、日光を遮った環境で作るお茶です。
日光を遮る事で旨味(アミノ酸)が渋味(カテキン)へ変容する事を防ぐことを目的とし、一般的な煎茶よりも旨味や甘味を引き出した製法です。
高級茶で知られる玉露の場合は20日前後被覆する為より濃厚な旨味を感じますが、
同時に海苔のような独特な味わいや香り(覆い香)が特徴です。
今回選んだかぶせ茶はスッキリとして飲みやすい煎茶と濃厚な玉露の中間に位置するちょうどいい塩梅。
生産家は、瀬戸山製茶の3代目園主、瀬戸山貴行さん。
優しい甘味がほっと体と心を癒してくれるかぶせ茶、おすすめです。